2012年11月25日日曜日

ナミビア→南アフリカ 爆走16DAYS!!





ナミビア首都ウィンドフックから南アフリカ南西端ケープタウンまでの約1600kmを、16日間で南下を試みた。我ながら、人生レベルで無謀な企てである。

「1日100km漕いじゃうぞ~!」とか言いながら、結局実際漕いだのは全工程の約半分の760kmくらい。ナミビアの地獄のような暑さ、南アの鬼のような坂道、そして毎日午後になると吹き始める南からの向かい風。イライラしすぎて誰もいない荒野で蝿にマジ切れしたり、真剣に漕いでも時速6キロとかしかスピードでなくて「もう知らねえからな!?」とか叫びながら道路に倒れたりしてた。

『なんでおれはチャリ漕いでるんだ?』

ペダルを漕ぎながら、何度も何度も、気づけば自問自答していた。予想を遥かにしのぐキツさ。「バックパッカーでバス移動してると見逃しちゃう小さな村とかで地元のひとと語らいたい」、そんな思いもあって始めたチャリダーだったけど、村なんてのは一つもない無補給地帯をただただ走り続けた。そもそも

おれはインドア派の人間なのになんでこんなクソみてえに日焼けしてんだよ、って17回くらい思った。

でもでも、最高だった。

多くの人に助けてもらった。上り坂のあとの下り坂のように、悪い事があった後には必ず良い事が待っていた。空は雲ひとつなく黒いほど青くて、金色に光る一面の牧草地帯では羊たちが草を食んでいて、街にたどり着いて飲むコーラは最高に美味かった。2週間とは思えないほど思い出の残り方が密だ。

単調な単純作業の連続は、物質的にも精神的にも、いらないモノ、を削ぎ落としてくれた。自分の中の音がうるさいくらい全てが静かに感じる瞬間があって、それをさらに超えて何も聞こえず感じないマッシロになる瞬間があった。その心地良さは忘れられない。







動画はFacebookの個人ページ上にて公開中。雑な編集ではあるが、僕らの16日間を是非ご覧あれ。

『Cycling Africa~アキラとミハラの愉快な大冒険~』







第七話    









二週間の大冒険を文字にも起こしてみた。こちらも良かったら是非。

『Cycling Africa~アキラとミハラの愉快な大冒険~』


















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